世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率

私はポートフォリオの20%程度をCAPEレシオの低い国に投資しようと考えています。今のところはロシア6.3%、トルコ1.8%で合計8.1%を低CAPEに配分していて、ロシアは10%、トルコは3%程度を上限に買い増しする予定です。
(過去記事:投資方針(仮)

CAPEレシオは国によって常に高めだったり低めだったりで差が大きいです。たとえば米国大型株のCAPEの中央値は16.2ですが、ロシアは6.3、メキシコは22.7です。なので単純にCAPEレシオだけを見て判断するよりは、その国のCAPEレシオの中央値と比較したほうが良いんじゃないかなと考えています。

世界各国のCAPEレシオの中央値はResearch Affiliatesで見ることができるので、今回は現在のCAPEレシオと中央値からの乖離率をチェックしてみました。
(過去記事:世界各国の時系列CAPEレシオが見られるサイト

※今回使ったデータはすべてResearch Affiliatesのものです。


CAPEレシオ中央値からの乖離率(2018年5月末)

2018年5月末現在のCAPEレシオを中央値で割って乖離率を計算すると、以下のようになります。

CAPE
(18年5月末現在)
CAPE
(中央値)
乖離率
欧州、豪州、極東17.725.1-29.5%
日本26.936.9-27.1%
トルコ9.312.1-23.1%
マレーシア16.721.0-20.5%
インドネシア17.721.8-18.8%
イタリア16.318.7-12.8%
スペイン12.814.5-11.7%
メキシコ20.722.7-8.8%
新興国14.616.0-8.8%
ポーランド11.012.0-8.3%
ヨーロッパ16.417.3-5.2%
ブラジル13.213.6-2.9%
韓国14.614.9-2.0%
アジア(除く日本)17.517.8-1.7%
南アフリカ18.819.0-1.1%
スウェーデン20.220.4-1.0%
中国16.616.7-0.6%
ロシア6.36.30.0%
香港18.818.42.2%
インド21.720.93.8%
英国14.914.34.2%
カナダ20.319.25.7%
オーストラリア17.516.56.1%
ドイツ18.917.86.2%
台湾20.519.26.8%
フランス20.519.17.3%
タイ19.818.28.8%
先進国23.121.29.0%
全世界21.818.418.5%
スイス24.120.318.7%
米国小型株62.941.153.0%
米国大型株30.816.290.1%

中央値よりも10%以上割安になっているのはEAFE(欧州、豪州、極東)、日本、トルコ、マレーシア、インドネシア、イタリア、スペインです。

10%以上割高になっているのは米国大型株、米国小型株、スイス、全世界です。特に米国大型株は中央値のほぼ倍まで買われています。

EAFEと日本は3割近く安いですが、どちらもCAPEレシオの中央値が他の国よりもかなり高いです。特に日本は現在のCAPEが26.9、中央値が36.9と高いので、単純に「中央値に比べて割安」と考えるのは正しくないように思えます。


フェアバリューからの乖離率(2018年5月末)

Research AffiliatesにはCAPEレシオのフェアバリュー(RA Fair Value)も載っています。先ほどと同様にフェアバリューからの乖離率を計算すると以下のようになります。

CAPE
(18年5月末現在)
CAPE
(RA Fair Value)
乖離率
ロシア6.38.9-29.2%
トルコ9.312.0-22.5%
ポーランド11.013.1-16.0%
スペイン12.814.2-9.9%
ブラジル13.214.2-7.0%
韓国14.615.3-4.6%
マレーシア16.717.1-2.3%
新興国14.614.9-2.0%
インドネシア17.717.8-0.6%
中国16.616.60.0%
英国14.914.90.0%
イタリア16.316.20.6%
アジア(除く日本)17.517.12.3%
タイ19.819.13.7%
南アフリカ18.817.95.0%
オーストラリア17.516.65.4%
ヨーロッパ16.415.55.8%
ドイツ18.917.67.4%
香港18.817.57.4%
メキシコ20.719.27.8%
欧州、豪州、極東17.716.38.6%
スウェーデン20.218.59.2%
インド21.719.89.6%
台湾20.518.79.6%
カナダ20.318.410.3%
フランス20.518.510.8%
日本26.923.017.0%
スイス24.120.418.1%
全世界21.818.319.1%
先進国23.119.021.6%
米国大型株30.823.133.3%
米国小型株62.941.153.0%

CAPEレシオのフェアバリューよりも10%以上割安になっているのはロシア、トルコ、ポーランドです。スペイン、ブラジルも比較的安いですね。

10%以上割高になっているのは米国小型株、米国大型株、先進国、全世界、スイス、日本、フランス、カナダです。

日本とEAFE(欧州、豪州、極東)は中央値からの乖離率でみると割安でしたが、フェバリューでみると割高です。


ロシアとトルコは現在保有していますが、ポーランドも検討してみようと思います。



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