EWS(iシェアーズ MSCI シンガポールETF)


今回はシンガポール株ETFのEWS(iシェアーズ MSCI シンガポールETF)についてです。

StarCapital AGによると、シンガポール株の2018年7月末時点でのCAPEレシオは13.6で、国内ネット証券で単一国ETFの取扱いのある国としては、ロシア(6.4)、トルコ(9.1)、ポーランド(12.0)、ブラジル(13.4)に次いで低いです。

また、PBRは1.1で、ギリシャ(0.7)、ロシア(0.9)、中国(0.9)、韓国(1.0)、トルコ(1.1)に次いで低いです。

トルコやブラジルは高金利なのでイールドスプレッド(株式益利回り-10年国債利回り)でみると割高になってしまいますが、シンガポール株は比較的低金利なので割安です。
(過去記事:世界各国のイールドスプレッド比較(2018年7月末)

EWS(iシェアーズ MSCI シンガポールETF)

EWSの経費率は0.49%でバンガードETFと比べると高く感じますが、iシェアーズの単一国株式ETFのなかでは最も安い部類だと思います。PER、配当利回りはVEAやVWOよりも割安な水準です。
※表はETF.comのデータです。(2018年8月17日時点)

セクター比率

国際的な金融センターと言われるだけあって、金融セクターが半分近くを占めています。不動産セクターのウェイトが高いのも珍しいですね。景気敏感セクターが多いので不況耐性は低そうです。

組入上位銘柄

シンガポール三大銀行のDBSグループ、ユナイテッド・オーバーシーズ銀行、オーバーシー・チャイニーズ銀行のウェイトが高いです。キャピタランドはアジア最大規模の不動産会社で、アセンダスREITはビジネススペースと工業用不動産のREITです。

ゲンティン・シンガポールはマレーシアのゲンティン傘下のリゾート開発会社で、日本でのカジノ解禁に備えて昨年東京支店を開設したそうです。ゲンティンはEWM(iシェアーズ MSCI マレーシア ETF)の組入上位銘柄です。
(過去記事:EWM(iシェアーズ MSCI マレーシア ETF)

経常収支(対GDP比)推移

出典:世界経済のネタ帳

1988年以降、経常収支は安定して黒字です。経常黒字は2017年の経常黒字はGDPの18.83%であり、これはマカオの30.45%に次いで世界第2位の大きさです。2017年の一人当たりのGDPは世界9位の57,713ドルです。ちなみに日本は38,439ドルですが、東京都だけに限るとシンガポールと同じくらいだそうです。

インフレ率推移

出典:世界経済のネタ帳

シンガポールは人口約560万人の小国なので、貿易依存度が高く、為替相場がインフレ率に与える影響が大きいようです。2008年には6.63%まで上昇していますが、基本的には低インフレです。

MSCIシンガポールの過去パフォーマンス

出典:MSCI SINGAPORE INDEX (USD)

MSCI Singaporeの1994年5月末~2018年7月末の年率ネットリターンは4.99%で、MSCI World(7.17%)やMSCI ACWI IMI(7.08%)を下回っています。


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