中国ハイテク株BATJ(Baidu、Alibaba、Tencent、JD.com)と米国ハイテク株GAFMA(Google、Apple、Facebook、Microsoft、Amazon)は2016〜2017年は同じように上昇してきましたが、2018年2月以降は大きく差が開いています。
※下グラフはPortfolio Visualizerで作成したものですが、Tencentが無かったので、BAJ(Baidu、Alibaba、JD.com)vs GAFMAになっています。(どちらも等ウェイト)
GAFMAとBATJの予想PERと予想EPS成長率、参考までにモーニングスターのフェアバリューを表にまとめました。ちなみにモーニングスターのEconomic Moatは今のところ、AAPLがNarrow、JDがNone、残りはすべてWideになっています。AAPLはこのなかで唯一Price/Fair Valueが1超になっていますし、モーニングスターの評価があまり高くないようです。
(過去記事:モーニングスターのフェアバリューを無料で見る方法)
※予想PERは2018年9月23日時点のMarketWatchのデータです。
過去1年と過去3年の売上高成長率は以下のようになっています。
※GAFMAは米ドル建て、BATJは人民元建て売上高成長率です。
株価上昇が続くGAFMAも成長率を考えるとむしろ割安と言えるのではと思っていますが、BATJはさらに割安に見えます。BIDUに至っては来期予想PERが18.62です。
(過去記事:成長率と適正PERを考える)
JDは劉強東CEOが今年8月末に米ミネソタ州で逮捕・一時拘束されたこともあり、年初来では-37.8%と米中ハイテク株で最もパフォーマンスが悪いです。
BABAもジャック・マー会長の退任発表で株価下落しましたが、JDは権限が劉強東CEOに極端に集中しており、また有力な後継者候補がいないので、他のハイテク企業と比べても経営面のリスクが大きいそうです。
私はBATJのうち、現在保有しているBABAを買い増ししようかなと考えています。
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