GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)の構成国(2018年12月末)


今回はGVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)の2018年12月末時点の構成国比率をみてみます。

GVALは世界45カ国から割安な上位25%の国に投資するETFで、私は低CAPE戦略として採用しています。
(過去記事:GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)

GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)の構成国(2018年12月末時点)

出典:GVAL Fund Fact Sheet
下表は2018年9月末との比較です。
※Full Holdingsを見るとエルデミールやコチ・ホールディング、アクバンクなどトルコ株が含まれているので、Otherはほぼトルコだと思われます。


ウェイト
2018年9月末
ウェイト
2018年12月末
増減CAPEレシオ
2018年12月末
イスラエル15.0%14.5%-0.5%14.5
ブラジル8.3%11.3%3.0%14.7
ポーランド8.4%9.3%0.9%11.9
ポルトガル10.5%9.2%-1.3%13.9
スペイン8.4%8.8%0.4%12.3
ギリシャ8.6%8.5%-0.1%-2.9
ロシア9.0%6.7%-2.3%6.4
ノルウェー8.6%6.1%-2.5%15.0
シンガポール5.9%6.0%0.1%12.8
チェコ6.4%5.5%-0.9%9.6
その他(トルコ)5.7%5.5%-0.2%7.8
イタリア5.2%4.0%-1.2%15.8

ノルウェー、ロシア、ポルトガルが減少、ブラジル、ポーランド、スペインが増加しました。

ノルウェーとポルトガルは2018年9月→12月のリターンが悪かったのですが、ロシアは相対的にかなり堅調だったのにウェイトが減少しているのは何故なのかよく分かりません。
(過去記事:世界各国の年初来リターンとPER

GVALは年1回リバランスされますが、いつなのか記載がないので、もしかしたらこの3カ月の間にリバランスがあったのかもしれませんね。

単純にCAPEレシオだけに基づくとロシアのウェイトは増加するはずですが、GVALはカンブリア独自の「CAPEレシオに似た長期バリュエーション指標(long-term valuation similar to the Shiller 10-year CAPE ratio)」に基づいて約12カ国をスクリーニングしています。

単純にCAPEレシオが低い国を選ぶとイタリアやノルウェーの代わりに韓国や中国が入るはずなので、新興国はカントリーリスクで割り引かれているのかもしれません。

セクター比率(2018年12月末時点)

出典:GVAL Fund Fact Sheet
セクターは相変わらず金融、素材、エネルギー、公益セクターのウェイトが高くなっています。

トータルリターン(2018年12月末時点)

出典:GVAL Fund Fact Sheet
ETF設定来のパフォーマンスは悪いですが、過去1ヶ月、3ヶ月ではMSCI ACWI Indexを大きくアウトパフォームしています。

年初来でみても世界株(VT)、S&P500(VOO)をアウトパフォームしており、最近はなかなか好調ですね。
出典:YahooFinance
GVALはサクソバンク証券の一般口座で保有しています。近いうちに特定口座対応するそうなので、一般口座保有分は後に売却し、特定口座で買い直すつもりでいます。なので買い増しはサクソバンク証券が特定口座に対応してからにしようと思っています。


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コメント

  1. 投資のど素人2019/01/27 17:09

    サクソバンク証券で取引きされているようですが、、、

    以前、ronaldreadさんに、推奨されるネット証券についてお伺いしたことがありますが、その時には、SBI証券と楽天証券を教えていただいた、と記憶しています。

    SBI証券と楽天証券よりも、サクソバンク証券の方が良いのでしょうか?SBI証券と楽天証券からサクソバンク証券に乗り換えた方が良いのでしょうか?SBI証券、楽天証券か、サクソバンク証券か?はどのように選択すればよいのでしょうか?それぞれの特徴を教えてください。

    よろしくお願いします。





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    1. 現時点ではサクソバンク証券は一般口座のみなので、広くお勧めできる証券会社はやはりSBI証券かなと思っています。

      サクソバンク証券のメリットとデメリットについて記事を書きましたので、こちらをご覧ください。
      https://ronaldread.blogspot.com/2019/01/saxobank-advantage-and-disadvantage.html

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