GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)、何故か韓国株が対象外


前回に引き続き、世界45カ国からカンブリア独自のバリュエーション指標で割安な上位25%の国に投資できるGVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)についてです。

何故か対象外の韓国株

今日はじめて気付いたのですが、この「世界45カ国」のなかには何故か韓国が入っていないようです。チェコやモロッコ、ルクセンブルグなどカントリーETFが(たぶん)存在しない国も含まれているのに、韓国株が含まれていないのは不思議です。

出典:Cambria

まあ韓国株はEWY(iシェアーズ MSCI 韓国ETF )がSBI証券等でも取扱いがあるので特に割安だと思ったら個別で買えばいいですし、別に困ることはないかなとは思いますが。

GVAL構成国のCAPEレシオ

下表はStarCapital AG(2019年3月末時点)による各国のCAPEレシオで、現在GVALに含まれている国を黄色にしています。

CAPEレシオ
ギリシャ-3.2
ロシア6.8
トルコ7.9
チェコ10.3
ポーランド12.3
韓国12.8
シンガポール13.6
スペイン13.8
マレーシア15.4
イスラエル15.9
ブラジル16.0
ポルトガル16.1
英国16.1
ノルウェー16.2
中国16.3
ハンガリー16.3
オーストリア16.9
香港17.1
南アフリカ17.6
ドイツ17.9
タイ18.6
インドネシア18.6
オーストラリア18.8
メキシコ18.8
イタリア18.9
フィリピン20.2
台湾20.4
スウェーデン20.8
フランス21.1
カナダ21.4
インド22.7
日本23.5
フィンランド24.0
ベルギー24.1
オランダ24.8
スイス25.6
ニュージーランド27.5
米国29.9
デンマーク33.4
アイルランド51.1

もし韓国が対象外でなければ入っていそうな気がしますね。あとはギリシャはCAPEレシオがマイナスなのでよく分からないですし、イタリアよりもマレーシアや最近外れたイスラエルのほうが低いですが、概ね低CAPEの国が選ばれている印象です。
(過去記事:GVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)、イスラエルが抜けてイギリスが追加される


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