S&P500の長期トレンドラインへの回帰:今後10年間の実質リターン


multpl.comのデータを使ってS&P500の実質トータルリターン指数を作ってみると、150年にわたって年率7%弱のペースを保ちながら成長してきたことが分かります。

上図の年率6.7%成長トレンドラインからの乖離率をグラフ化すると以下のようになります。
横軸にこのトレンドラインからの乖離率、縦軸に10年後の実質トータルリターンをプロットすると以下のようになります。

この回帰式で計算した予測リターンと実績リターンを比べると以下のようになります。

大恐慌前後では結構ズレていますが、1950年以降で切り取ると割とフィットしています。

直近の予測値は4%程度で過去平均の7%弱と比べると低いですが、1960年代後半や2000年前後ほどは悪くありません。


CAPEレシオや家計金融資産の株式比率を使って同様の回帰線を作ると今後10年ではマイナスになってしまうので一旦売却したほうが良いのではと思ってしまいますが、今回の長期トレンドラインからの乖離率を使った場合ではそれほど悪くないですし、考え方によって様々な予測ができるので結局は脳死ホールドしかない気がします。

 過去記事:1990年以降のCAPE利回りと10年後の実質リターン

 過去記事:家計金融資産の株式比率が上昇すると将来のリターンは低下する

補足:CAPEレシオを使った散布図

ちなみに横軸にCAPEレシオやCAPE利回りを使った散布図は以下のようになります。




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