日本円の実質実効為替レート、1973年1月以来の水準に


2022年3月時点の日本円の実質実効為替レートは67.26ポイント、1973年1月(64.15)以来の水準になっています。3月時点なので4月の数値はもっと低くなっているはずですが…



1995年のピークからみると半分以下になっており、流石に安すぎるのではという気もしますが、むしろ1990年代が異常だっただけで50~100くらいが適正なのかもしれません。

 過去記事:日本円は単に割安なのか、相対的な所得水準低下を反映しているのか

 過去記事:実質実効為替レートと対高所得国比の一人当たりGDP



名目実効為替レートをみると最近は70~110くらいの間にとどまっており、今はまだ2007年や2015年よりも高いので大したことなさそうに感じますが、海外に行ったりすると日本人の購買力が低下したことが実感できるんでしょうね。


昔はリタイア後にタイとか東南アジアに移住する人が結構多かったかと思いますが、もはや安い物価目的で国外に移住みたいな選択肢は厳しくなっていそうです。


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