世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年9月末)


2022年9月末時点の世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率を見ていきます。


前回は2022年6月末で、だいたい四半期ごとにチェックしていこうと思っています。
 過去記事:世界各国のCAPEレシオと中央値からの乖離率(2022年6月末)

※今回使ったデータはすべてResearch Affiliatesのものです。Research Affiliatesのサイトには世界各国の時系列レシオCAPEレシオ等いろいろな役立つ情報が載っているので重宝しています。
 過去記事:世界各国の時系列CAPEレシオが見られるサイト

CAPEレシオ中央値からの乖離率(2022年9月末)

「CAPEレシオの現在値÷CAPEレシオの中央値-1」で乖離率を計算すると、以下のようになります。

CAPEレシオ
(現在値)
CAPEレシオ
(中央値)
乖離率
ポーランド5.711.4-50.0%
日本18.334.2-46.5%
マレーシア11.820.2-41.6%
中国9.215.5-40.6%
トルコ7.511.1-32.4%
ドイツ11.917.5-32.0%
メキシコ15.521.9-29.2%
韓国10.414.5-28.3%
南アフリカ13.618.3-25.7%
スウェーデン15.520.1-22.9%
新興国12.715.6-18.6%
EAFE15.919.2-16.2%
イタリア15.518.5-15.2%
ブラジル12.314.5-15.2%
スペイン12.014.1-14.9%
タイ15.217.6-13.6%
インドネシア17.820.0-11.0%
英国12.714.2-10.6%
米国大型バリュー株17.619.5-9.7%
台湾18.620.1-7.5%
ヨーロッパ15.616.7-6.6%
全世界21.022.1-5.0%
カナダ18.819.6-4.1%
オーストラリア16.316.6-1.8%
先進国22.823.2-1.7%
フランス19.819.51.5%
スイス21.621.21.9%
米国大型グロース株33.426.924.2%
インド28.621.533.0%
米国小型株59.842.740.0%
オランダ21.214.150.4%
米国大型株26.416.461.0%

CAPEレシオのフェアバリューからの乖離率(2022年9月末)

Research AffiliatesにはCAPEレシオのフェアバリュー(RA Fair Value)も載っています。先ほどと同様にフェアバリューからの乖離率を計算すると以下のようになります。
※私はこのフェアバリューをどうやって算出しているのか理解していませんが、中央値だけだと判断しにくい国があるので併せてチェックしています。

CAPEレシオ
(現在値)
CAPEレシオ
(Fair Value)
乖離率
ポーランド5.78.7-34.5%
中国9.212.0-23.3%
トルコ7.59.6-21.9%
韓国10.412.6-17.5%
マレーシア11.814.2-16.9%
ドイツ11.914.3-16.8%
スペイン12.013.5-11.1%
南アフリカ13.615.2-10.5%
新興国12.714.0-9.3%
英国12.713.9-8.6%
日本18.319.9-8.0%
スウェーデン15.516.8-7.7%
ブラジル12.313.3-7.5%
メキシコ15.516.7-7.2%
タイ15.216.2-6.2%
EAFE15.916.7-4.8%
ヨーロッパ15.616.0-2.5%
オーストラリア16.316.6-1.8%
イタリア15.515.6-0.6%
インドネシア17.817.70.6%
カナダ18.818.51.6%
台湾18.618.22.2%
米国大型バリュー株17.616.94.1%
フランス19.818.75.9%
スイス21.620.17.5%
全世界21.019.19.9%
先進国22.820.312.3%
オランダ21.218.315.8%
米国大型株26.422.318.4%
米国大型グロース株33.428.218.4%
インド28.623.123.8%
米国小型株59.843.637.2%

特にポーランド、中国、トルコが安いです。

昨年末時点ではトルコ、ロシア、ポーランドが安かったのですが、年初来パフォーマンスをみると、ロシアは西側からは取引できなくなり、ポーランドはロシアを除くと最下位で、トルコが南米を抜いて優れたパフォーマンスを残しています。





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