投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利)とCAPEレシオ


米国で大幅な逆イールドが続いていますが、「景気にとって重要なのは長短金利差ではなく投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利)なので、長短金利が逆転しても投資利鞘が厚ければ問題ないのでは」という話もあります。
 過去記事:イールドカーブよりも投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利)

前回の逆イールド発生時にも投資利鞘は大幅にプラスでしたが、今回も相変わらずプラスを維持しています。
(グラフには名目潜在成長率の代わりに名目GDP成長率を使ったものもあわせて表示しています。)

   

武者リサーチでも、米長期金利がGDP成長率やインフレ率を大幅に下回る「G (経済成長率) > R (金利)」が定着していることを米国株・経済への楽観の根拠として挙げていました。

投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利)とCAPEレシオ

基本的に株式のバリュエーションは長期金利に左右されますが、長期金利が高くても投資利鞘(名目潜在成長率-長期金利)が高ければ高いバリュエーションが許容されるのでしょうか。

投資利鞘とCAPEレシオを並べてみると以下のようになります。


1980年以降にすると若干それっぽい感じになりました。


これだけをみると、ITバブルは投資利鞘が0%近辺にあったのにもかかわらずCAPE40超まで高騰しているのでバブル感がある一方で、直近は厚い投資利鞘によって高CAPEはある程度許容されるとも言えそうです。

まあ1970年代は今と同じくらいの投資利鞘でCAPEは10前後だったのであまり参考にはならなさそうですが‥



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