シーゲル本で個人的に好きなところ3点。
1.S&P00当初構成銘柄の年率リターン
労力かかってそうですしこれが一番好きです。
データ:ジェレミー・シーゲル著「株式投資の未来」 |
1957/3/1〜2003/12/31のS&P500の年率リターンは11.18%、NYダウは12.00%だそうですが、当初の500銘柄の中央値は年率10.16%です。
株式のリターンのほとんどは一握りの銘柄が牽引しているので個別株投資は難しいという話がありますが、米大型株に限るとそこまで偏りが大きい訳ではないみたいです。
また、米国企業は新陳代謝が激しく生き残る企業は少ないみたいな話もありますが、大型株の場合は買収されたりもなく-100%になったのは約46年間で29銘柄(6%弱)程度なんですよね。
2.高配当株の長期アウトパフォーム
これはとても有名ですが、最近はSPYDのアンダーパフォームで米高配当株は長期でS&P500に負けるのが当然みたいな風潮になりつつある気がします。
過去記事:SPYD(SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF)は長期では市場平均を上回ると思う
3.米国株の長期トレンドライン
株式脳死ホールド派にとって大事なチャート。
最近まで伸ばしてみても米国株の実質トータルリターン指数はとても綺麗なトレンドラインに沿って上昇を続けています。
足元では若干上振れしている感はあるものの、拭いきれない割高感が漂うCAPEレシオなどのバリュエーション指標とは違って全然健全なレベルに思えます。この長期トレンドラインへの強い信仰心をもってひたすら脳死ホールドを続ければ報われると私は信じています。南無阿弥陀仏。
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