私は子供の頃から働くのは嫌だなあと思っていました。
昔はほとんどお金に興味がなかったので最初にFIREみたいなことを意識したのはいつだったか記憶が曖昧ですが、私が働き始めた頃はまだ日本が国際的に高所得で物価の高い国だったので、タイとか東南アジアでは1,000万円くらいあったら当分働かなくていいみたいな雰囲気があって当初は何となく1,000万円が目標かなと思っていました。
株式投資を始めてからは年間生活費100万円として4%ルールで2,500万円、次いで税引後配当利回り2.5%として2.5%ルールの4,000万円程度をとりあえずのFIRE目標にしていました。
過去記事:配当金生活に向けて、受取配当目標と実績とグラフ化する
その後年間100万円はさすがに無理があるかと思い直し、年間200万円で同じく2.5%ルールで8,000万円くらいまでFIRE基準がインフレしたあと、そもそも労働力不足でお金の価値が労働の価値よりも下がっていきそうななかでは十分すぎるバッファを持たせた状態じゃないと厳しいのでは…?と悲観的になりつつあります。
過去記事:少子高齢化で労働の価値が上がっていくであろうなかでのFIRE
最近はなんとなく心理的に安全そうな雰囲気が感じられるバケツ戦略がいいかなと思っているのですが、少し前に流行ったFIRE卒業を回避しようとすると基準がインフレし続けていて困っています。
過去記事:バケツ戦略を検討
この頃は資産価格が全般的に割高であることに加え、資産が増えているというよりは日本円の価値が毀損していっている感が強いので、円を基準に考えるとFIRE卒業リスクがかなり高くなってしまうような気がするんですよね。
インフレのない世界であれば高卒非正規雇用の生涯賃金は税引後で1億円程度のはずなので、同程度の貯蓄があって独身で足りないということは絶対にないはずだと思うのですが、これがいわゆる「価値の尺度」がバグってるということなのか…としみじみ。
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基準がインフレしてく記事は興味深いです。同じ職場で週休3日のダウンシフトとかがあればいいのにと思って生きてます
返信削除ダウンシフトしていって徐々に週休7日にしていく選択肢があればいいですね…
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