ポートフォリオ全体のPER


ダウ平均は節目の2万ドルを超え、過去最高値付近の米国株は割高だという記事をよく目にします。
たしかにS&P500のPERは25.79、シラーPERは28.47で過去と比べてかなり割高に見えますね。
※シラーPERとは、インフレ調整した過去10年の平均EPSを使って計算したPERのことで、景気循環の影響を除いた長期的な株価評価に使われるそうです。



(S&P500のPER推移 multpl.comより)


S&P500のシラーPER推移 multpl.comより)

特にシラーPERは世界恐慌とITバブル崩壊のとき以来の水準です。

私は個別銘柄のPERは一応把握するようにしていますが、例えば業績が安定している生活必需品セクターのPERは常に高いですし、エネルギーセクターは原油相場によってEPSの変動が大きいので、あまり気にし過ぎないようにしています。
ですが、今回このPERのグラフを見て気になったので、ポートフォリオ全体のPERを計算してみました。

計算はこれが正しい方法なのかは分かりませんが、各銘柄のEPS(Google finance)に保有株数をかけたものの合計を、ポートフォリオの評価額で割りました。

…結果は26.94でした。

割高と言われるS&P500のPERは25.79なので、それよりも更に割高です。
ただ、ポートフォリオの45%を占める生活必需品セクターは全体的に割高ですし、15%を占めるエネルギーセクターはEPSがマイナスの銘柄(シェブロン、BP)があるので、もっとPERは高くなるかと思っていました。

ポートフォリオ全体のPERを計算して、それを基に投資判断するつもりは特にはないのですが、現状を認識するために時々チェックしてみようと思います。





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