FMXはメキシコの飲料会社で、Coca-Cola FEMSA(コカ・コーラのフランチャイズボトラー)の株式の47.2%、FEMSA Comercio(メキシコ最大のコンビニチェーン「OXXO」、薬局、ガソリンスタンド等を運営)の株式の100%、オランダのビール大手ハイネケンの株式の14.8%を保有しています。
(過去記事:【新興国生活必需品】FMX(FEMSA)とABEV(アンベブ)が気になる)
受取配当額は国内源泉徴収税20.315%とADR手数料($0.18)を差し引いて$7.11でした。配当月は5月と11月の年2回です。
メキシコ株の現地源泉税率
メキシコ株の現地源泉税率は0%のようです。ジェトロのサイトでは「配当一般15%」とあるんですが、現地源泉税率はいまいちよく分からないです。まあ予想より低い分にはいいのですが・・・二国間租税条約ちなみにインド株も0%なのですが、これはジェトロによるとインドは支払い側に配当税を課しているので源泉徴収されない仕組みになっているそうです。
ある(源泉税率は配当親子会社間0~5%、配当一般15%、利子10%と15%、使用料10%)
引用:ジェトロ
なお、インドの内国法人が行う配当については、インドは独自に支払い側へ15%(実効税率は配当額の20.56%)の配当税(Dividend Distribution Tax:DDT)を課しているため、源泉徴収は不要。〔1961年所得税法 第10条34項〕(過去記事:HDB(HDFC銀行)からの配当金)
引用:ジェトロ
(過去記事:外国株の現地源泉徴収税率)
ADR手数料
FMXのADR手数料は1株当たり$0.015、配当に占める割合は2.0%とやや高めです。ちなみに今まで受け取った配当では、HSBCやRDS.B(ロイヤル・ダッチ・シェル(B株)、NVS(ノバルティス)、NTR(ニュートリエン)、TSM(台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング)などのADR手数料は$0でしたが、一番高いBUDは1株当たり$0.125、配当に占める割合は5.7%でした。
(過去記事:ADR手数料)
なお、ADR手数料は以下の方法で調べることができます。
(過去記事:ADR手数料を調べる方法)
ADR銘柄の配当の場合、現地源泉税率が米国株と違う上、ADR手数料を徴収されることがあります。初めて配当を受け取ったときは記事にしてきましたが、とりあえずは保有中のADR銘柄について書き終えたので、今回のFMXで最後になります。
未保有で興味を持っているADRもあるので、また新しいADRの配当を受け取ったら記事にしたいと思います。
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