投資方針(2019年9月時点)


投資方針の記事をアップデートしました。

目標

2030年までに(税引き後)年間配当収入100万円を達成して、アーリーリタイアすることを目指します。

資産配分

基本的には株式100%です。

長期的に見ればほとんどいつ買っても実質ベースでプラスのリターンが得られると盲信しているので、常にフルインベストメントを維持します。

生活防衛資金といったものは確保していません。必要になったら保有株を必要な分だけ売却するつもりです。

以前はクレジットカード決済後には銀行口座残高がほぼゼロになるくらいギリギリまで投資に回すことに喜びを感じていましたが、だんだん残高不足を起こさないように気を回すことがストレスに思えてきたので、最近ではある程度バッファを持たせるようにしています。

投資対象:低CAPEと高配当個別株

低CAPE国に30〜50%、高配当個別株に50〜70%を目安に配分します。

低CAPE:30〜50%

Global CAPE

Meb Faber Researchによると、毎年CAPEレシオが下位25%の国に投資する「Global CAPE」の年率リターン(1993年~2015年)は14.50%で、S&P500の9.00%を大幅にアウトパフォームするそうです 。
 過去記事:CAPEレシオが低い国への投資は米国株をアウトパフォーム

出典:Meb Faber Research

ただし、この戦略はS&P500と比べてボラティリティがかなり高めですし、リーマンショック以降ではS&P500を大幅にアンダーパフォームしています。

出典:Meb Faber Research

単純に毎年CAPEレシオが下位25%の国に投資するだけのETFは今のところ存在しませんが、それに似たGVAL(カンブリア・グローバル・バリューETF)というETFがあります。

低CAPE戦略はGVALがメインですが、GVAL以外にもCAPEレシオが低い国や地域のETFにも投資します。
(GVALがもっと規模が大きくて低コストだったらGVAL一本だけでも良いかなと思うのですが…)

2019年9月現在ではGVALの他にERUS(ロシア)、DGS(新興国の有配小型株)、NGE(ナイジェリア)を保有しており、ポートフォリオの約30%を占めています。

補足:各国のCAPEレシオとその後のリターン

CAPEレシオとその後10〜15年間の実質トータルリターン(現地通貨建て)には強い逆相関関係があります。

出典:StarCapital AG

当ブログでも世界各国のCAPEレシオとその後10年間の実質トータルリターン(ドル建て)を計算してみましたが、やはり同様の結果が得られました。
 過去記事:世界各国のCAPEレシオとその後10年間の実質トータルリターン


なお、各国のCAPEレシオが知りたいときには、StarCapital AG、Research Affiliates、Shiller Barclays CAPE Indicesを見ています。
 過去記事:世界各国のCAPEレシオ(シラーPER)が見られる3サイト

高配当個別株:50〜70%

配当金生活が目標なので、高配当個別株に50〜70%を配分します。

高配当個別株といいつつ、無配株や低配当株にも普通に投資しているので特にルールは定まっていません。

普通は高配当株ETFか投資信託にしたほうが良いと思いますが、趣味的なところがあるので個別株に投資しています。
(唯一、タックスロス・セリングがしやすいというのは個別株投資の有利な点だと思います。)

あとは配当課税の点では日本株が非常に有利なので、リタイアに向けて日本の高配当株も買っていくつもりです。
 過去記事:高配当株投資は低所得者にとっては有利に思える

2019年9月現在では個別株がポートフォリオの約70%を占めています。


今後は低CAPEの比率をもう少し引き上げようと考えています。


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コメント

  1. こんにちは。はじめまして。
    しのと申します。

    私はこれから株式投資を始めようと考えている者で、色々な投資方法を模索しているところで、こちらに辿り着きました。

    CAPEレシオが高い方がリスクが低く、リターンも良くなると、漫然と考えていましたが、こちらの記事では違う結果となっていて、大変参考になりました。

    こちらの記事では国別の大きなくくりでの結果となっていますが、日米の大中型の個別株でも、ある程度は当てはまるのでしょうか?

    もし、よろしければご教授ください。

    よろしくお願いいたします。

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    1. はじめまして。

      CAPEレシオは一般的には低いほうが将来のリターンは良くなるものだと思います。
      リスクがどうなるかはよく分かりませんが、CAPEレシオが高いということはインフレ調整後EPSの過去10年平均に対して現在の株価が高いということなので、CAPEレシオが高いときは割高なので将来のリターンはあまり期待できない、というのは個人的にはかなり納得度が高いように思えます。

      ただし、これは株価指数についての話で、個別銘柄には当てはまらないことも多い気がします。
      個別銘柄のCAPEレシオはgurufocusというサイトで見ることができるのですが、単純にCAPEレシオが低いものを選ぶと百貨店のM(メイシーズ)のような斜陽産業ばかりになってしまったりします。
      https://www.gurufocus.com/stock/M/summary
      反対にEPS成長率の高いFB(フェイスブック)などは超高CAPEになりますが、個人的には今から買うのであればMよりもFBのほうが良いように思えます。
      https://www.gurufocus.com/stock/fb/summary
      個別銘柄ではEPSがブレやすい景気敏感株を見るときくらいしかあまり使えないような気がします。

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    2. 親切&わかりやすくご回答いただきありがとうございます!

      他の記事も大変参考になり、興味深く拝見させて頂いております。

      今後も応援しています。

      削除
  2. ありがとうございます。
    少しでも参考になっていればとても嬉しいです。

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