低CAPE、高配当、GARP、ビットコイン


このブログを始めたばかりの頃の投資対象は高配当株メイン、しばらくしてからは低CAPE+高配当でしたが、現在は低CAPE+高配当+GARP+ビットコインになっています。

低CAPEと高配当のウェイトはやや低下

過去のデータをみるとCAPEレシオが低い国への投資は高いパフォーマンスを出していますが、最近の低CAPE戦略はあまり上手くいっていません。

 過去記事:世界各国のCAPEレシオとその後10年間の実質トータルリターン

 過去記事:CAPEレシオが低い国への投資は米国株をアウトパフォーム

 過去記事:低CAPE・バリュー株と長期金利


高配当株も同様にジェレミー・シーゲルの研究で配当利回りが高いほどリターンが高かったことがよく知られていますが、最近はアンダーパフォームしています。過去のアウトパフォームは配当税率が異常に高かった時期があったためなのではと思っています。

 過去記事:過去の高配当株アウトパフォームは配当税率が高かったためかもしれない


高配当株が今後アウトパフォームするかというと怪しい気がしますが、日本の低所得個人投資家は「配当税率<キャピタルゲイン税率」なので、依然として高配当株を選好する価値はあると思っています。

 過去記事:高配当株投資は低所得者にとっては有利に思える


私は低CAPE戦略のアンダーパフォームは一時的なものだと思っていますが、昔のように低CAPE+高配当一辺倒は微妙に思えてきたのでウェイトは以前よりも小さくなりました。

GARP

GARP(growth at a reasonable price)は曖昧な定義ですが、以前よりも成長性を重視するようになっています。


中長期的に高い成長が見込めそうな企業を妥当な株価で買って放置しておくのが楽で良さそうな気がしています。


マクロ的な視点では、昔はもうじき長期金利低下サイクルが終わって上昇に転じるのでデュレーションの短いバリュー優位になるのではないかと考えていたのが、最近はそうはならずに引き続きデュレーションの長いグロース優位が続きそうな気がしている、というのもあります。

 過去記事:割引率は趨勢的に低下しそうな気がする

ビットコイン

SoV(価値の保存手段)としてのビットコインに強気です。


ビットコインには様々な批判がありますが、個人的には特に自国通貨や政府が信用できない途上国ではゴールドよりもビットコインに優位性があると思いますし、先進国民にとってもビットコインのように自分で管理できる資産があるのは良いことだと思っています。

(ゴールドは自分で安全に管理しようとすると持ち家の地下に延べ棒を埋めるとかしないといけないですし、持ち運ぶのも難しいので富裕層でないと厳しいと思います。)

 過去記事:ビットコインは価値の保存手段(SoV)としてだけでも十分有意義だと思う


よくある「他の優れた暗号通貨が出てきたらビットコインは駆逐される」というのは正しくないと思っていますし、ESG的な観点でもそれほど問題ないのではと思っています。全世界的に一斉に規制されたら危なそうですが、現実的に難しそうですし可能性も低そうな気がします。

 過去記事:ビットコインに強気だがアルトコインは弱気

 過去記事:エネルギー消費量は銀行システム>ゴールド>ビットコイン


SoV、インフレヘッジとしては長い歴史のあるゴールドのほうが確実だと思いますが、調べるうちにビットコインが好きになったので1BTCくらいまでは買い増してずっとホールドしておくつもりです。資金が無いのでなかなか買えませんが。


実質金利マイナスが定着するなかで他のアセットとの相関性があまりないビットコインを組み入れると良さそうというのもありますが、個人的には法定通貨が健全であればビットコインのようなものの需要は高まらないと思うので、法定通貨がゴミ化することへのヘッジみたいな感覚で株式と一緒に保有しておくとバランスが良いように感じています。

(株式は一般にマイルドなインフレであれば問題なくとも高すぎるインフレはマイナスとされています。私はかつてのような高インフレはもう来ないと思っていますが。)


いずれにしてもリスク資産100%というのは変わらずです。




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